でしょうね?

つい、でしょぉ〜と口遊んでしまう40代オネエ。日々雑感と自由研究を公開します。時々暴言が出ちゃうかもだけどご愛敬。

MENU

お雛様を背負う覚悟

今週のお題「雛祭り」

祖母が昔、一人娘の母へ買った雛人形フルセット。当時はとても高かったと思う。それをかれこれ受け継いで子供の頃は姉妹と一緒に雛祭りを楽しんだものです。雛祭りって女の子のイベントですが毎回組み立てたり並べる作業がとても好きでいつの日かお雛様はあたしが代々受け継いでいくのかしらと思っていました。けれど姉妹にも娘が生まれ、可愛い姪っ子が誕生しましたのでババア用無しになってしまった。姉妹捨てっぷりがいいからいらないから捨てたとか言いそうで怖いのだが捨てるならアタシに返してねってお願いしてあります。

小さい頃、私が一人で祖母の田舎に滞在していた頃があったのだけれど、男の子だったけれどいつも雛人形を飾ってくれた祖父母。そんな思い出がたくさん詰まった雛人形は男の私にとっても宝物。世の中、高いものはいい!なんていう風潮はどことなくあるかもしれないし、若い頃は私もそう思っていた。けれど今は違って、お値段なんて関係なくてそのものたちに対する私の思い入れ、思い出が詰まっているかどうかが最も大切なんだと思う。

祖母は昨年から介護施設に入ってしまい一緒に雛人形を出したり楽しめなくなってしまった。今年はコロナだから祖母も外出ができないけれど、今年も両親の家で雛人形を飾る様なので、そこからビデオ生中継して状況を伝えようと思う。

こうやって時代を超えて引き継がれるもの、思い出がたくさん詰まった家宝だと思う。金塊も引き継がれたら嬉しいけれど、私はお雛様の方が嬉しいわ。私は幾つになってもこの祖母が手に入れたお雛様をこの時期に必ず出してあげようと決めているのです。