でしょうね?

つい、でしょぉ〜と口遊んでしまう40代オネエ。日々雑感と自由研究を公開します。時々暴言が出ちゃうかもだけどご愛敬。

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ホテルでの感動体験

感動体験って、何が基準になるのか。

  • 超高級ホテルなどは感動体験できる気がするのでそもそもハードルが上がる。
  • ビジネスホテルでちょっといいことがあると感動体験になる。

結局のところ、人間欲張りなので高級ホテルではそれなりに感動したいし、ビジネスホテルじゃ感動なんてないと思い大して期待しない。最近面白い体験をしたので残しておこうと思う。

志摩観光ホテル <公式> | 伊勢志摩 ホテル

こちらへだいぶ前に宿泊したのですがお値段からして私の中では高級カテゴリー。チェックインは14時からということで早くチェックインはできなかったのですが、ランチの予約もしていたので特に問題なし。荷物だけ預かってもらい、明日志摩スペイン村へ行きたいんだけどと聞いたところ、チケットの販売から営業時刻までさらっと教えてくれました。その際にチケットは近鉄まわりゃんせ というクーポンんがあるので入りませんと伝えました。ランチが終わりフロントへ行くと、このまわりゃんせについている宅配伝票も自動で渡されました、つまり、ドア付近にいたドアマンの方から荷物を預けた時に名前を聞かれそれが引き継がれフロントでのチェックインに生かされている。些細なことかもしれないけれど、会話から必要なものが準備されていたことがなかなか最近なかったのでとてもいい気分になりました。荷物は部屋に運ばれているかなと思ったのだが、フロントで返されたので、なんだ、と落胆したら違いました、ちゃんとホテルの方が荷物を運んでくださりお部屋までご案内くださいました。

このホテルの系列で歩いて3分ほどのところにより高級なホテルがあるのですが、これまた感動。伊勢志摩ですからエレベーターの中の手すりに真珠が散りばめられていたり、シャンデリアに真珠の装飾があったりとにかくパール。議論になった私たち。このパール、本物かしら。ロビーにスタッフがいたので伺いました。このパールは全て本物で建設当時に商品として販売できないようなパールを譲ってくださり装飾に使っていますとのこと。確かに形が歪なものもあるが、なんて素敵なリサイクル。パールでリサイクルなんて言ったら失礼ですわ。

脱線しましたが、このホテルから夕方、宿泊しているホテルへ戻ろうとしたところ、ベテランのマネージャー風な女性が後ろからいらして、

「どこかへお出かけですか?」

「いえ、隣のホテルなので散歩して帰ります。」

「お車でご案内します。」

「いえいえ、若いし歩きますから大丈夫です。」

「猪が出てはいけませんから、ぜひご案内致します。」

もうこのコメントに爆笑してしまい、乗せていただきました。猪が本当に出るのかもしれません。真相はわかりませんが近距離でわざわざそんなと思う私たちも気持ちよく送迎していただきました。こんなふうにちょっと笑いのエッセンスを切り返せる能力、敏腕マネージャーです。このホテルは各所に色々な世代のスタッフがおり、味が出ていてなんだか素敵でした。

 

続いてはこちら、ドーミーインが手がける旅館風のビジネスホテル

【公式】天然温泉 吉野桜の湯 御宿 野乃 奈良 / ドーミーイン和風プレミアムホテル

こちらは玄関から入った後は畳敷で全てスリッパで移動可能。気にならない方は素足でも良いと思います。到着が朝でしたので荷物を預かってもらいました。

「お荷物のタイヤを拭きたいのでお鞄を横にしても良いでしょうか。」

「そうか畳ですからね。💻入っているので投げなければ大丈夫です。」

ということでスーツケースの場合はタイヤを拭いてくださいます。そのままホテルを後にして夕方戻ったのですが、なんと荷物が部屋に運ばれていました。このクラスのホテルで部屋にすでに荷物を入れてくれていたことがなかったのでこれまた感動。それ以外はスタッフの対応で感動することはなかったけれど、温泉もあり、部屋も清潔。夜鳴きそばも安定のよさ、朝食も朝から海鮮丼がありコスパがすごく良い。

 

感動体験となる得るかどうかはその対価、その時の気分、その時の同行者など複合要因で決まることが多いと思うが、毎回宿泊の度になにか感動体験ができたら嬉しいなと思うと同時に、些細な心遣いへも感動する心を失ってはならないなと感じました。そして旅の後に行うのが感動体験したら必ずホテルにメッセージを送ること。