でしょうね?

つい、でしょぉ〜と口遊んでしまう40代オネエ。日々雑感と自由研究を公開します。時々暴言が出ちゃうかもだけどご愛敬。

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今週のお題「告白します」

今週のお題「告白します」

私、ゲイです。ここ数年で私のようなものもすごく自由に生きられるようになった。小さい頃はおかま、おかまって本当によくいじめられた。話し方が女性的だったのだろうし。子供の頃からオバさんみたいだった。でもそれは小さい頃祖母が本当によく面倒をみてくれたしいつも話を聞いてくれたから、きっと身近な人の話し方にも影響されたんじゃないかなと思う。とにかく今でも影響されやすい私。話し方も影響されることが多かったんだと自己分析します。

今まで特に親友、家族には打ち明けるつもりもなかったけれど、もう40代なのでいいかなと、ある日吹っ切れたのです。毎回友人と会えば誰と付き合ってるだの、結婚しないのだの言われることにも疲れたのです。私の本当に信頼している親友に話したのはジャカルタに駐在している駐妻。彼女へは長い長いメールを書きました。なんら問題ない、だから何?というあっけらかんとした返事にむしろ困ったけれど、その後すぐにジャカルタへ遊びにいき一人目のカミングアウトはなんとなくいい感じに終わりました。その後、学生の頃からの親友の淑女にもカミングアウトをしました。場所はT.Y.HARBORでした。夏だったか。とても混雑していてバーでランチをとることに。なんだかこの人なら話してもいいなと思って話してからはもう根掘り葉掘りいろんなお話をしましたけれど 、すんなり受け止めてくれた彼女には本当に感謝しています。ここまでは友人の話。

一番の悩みはもし私に何かあったらパートナーはどうやってそれを知るのだろうか。やっぱり親族の誰かには伝えないといけないと思ったのです。姉妹も結婚し、子供もいるのでもういいかなとこれまた長いLINEをしました。そうなんだ。っていうか、前からオネエだったよね、うちではあなたのことオネエって呼んでいるというおったまげた話。その後数日後に直接会って写真を見せたりしたのだけれど、なんら今までの関係に変わりはなく、あなたが幸せなら別にそれでいいし干渉する気もないし根掘り葉掘り聞くつもりもない。どうぞご勝手にというかなりサバサバした感触。さすが体育会の部活をやっていただけある。けれど、オネエじゃあくてあなたは男役?女役?というとんでもない質問をするもんだから、それは普段の生活のキャラの話か、それともベッド?と聞いたら困惑。いやいや、別に普通のおっさんが二人いるだけなので、どちらも男です。この辺りがまだ日本では情報が行き届いていないんだなと思いました。

両親にもいずれ話しておかなくてはならないし、この子ずっと独身で私が死んだ後どうなるか心配。なんて思われいたら嫌なので、私はしっかり素敵なパートナー見つけていますから、そんなご心配は不要と申し上げたい。けれどこのカミングアウトは結構自己中心的な行動とも思うのです。この告白をすることでその人を悩ませたりきっとするであろう。父の具合があまり良くないので今それを話したらきっと母は卒倒するだろう。なので、今はいうタイミングではないのかなと思っている今日この頃。

告白というのは、自分の思いを伝えることであるわけだけど、他人がどう受け止められるのか。そして受け止めることができるタイミングなのかがとても大切なんだと思う。

高校生の頃、好きな女の子がいたのだけれど、告白しようと呼び出したらうまく濁され逃げられた。きっと彼女は私に興味がなかったし、告白されることで困惑したり今後の関係に影響するのを避けたかったんだろう。素晴らしく配慮のある淑女だった。

私にはまだこの告白をしないといけない人が何人もいる。けれど今のところ皆、私のことを受け入れてくれ。そして変わらぬお付き合いをしてくださっていることに本当に感謝している。けれどそれは家族ではないからきっと気の持ちようが楽なんではないかともおもう。親子となってはまた状況が違うだろうけれど、いつかこの事実を両親へ伝えられる日が来ることを願いたい。願っていてはダメで自分で行動しないといけないのである。