でしょうね?

つい、でしょぉ〜と口遊んでしまう40代オネエ。日々雑感と自由研究を公開します。時々暴言が出ちゃうかもだけどご愛敬。

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カミングアウト

今週のお題「下書き供養」

カミングアウトについてずっと書こうと思っていたけれどなかなか筆が進まなかったのですが、本日こんな映画を見ており、思い立って執筆を再開。


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兄弟姉妹4人のファミリービジネスをしているが、そのうち男二人の兄弟が共にゲイだと親に宣告するなんともイタリアらしくも大胆な映画。2011年の映画で当時ミニシアター系でやっていたが、突然昨夜パスタを食べてこの映画を思い出したのです。昨夜のパスタはもちろんアルデンテでした。

そもそもカミングアウトなんて周りにゲイの方がいない世界の方はきっと知らないかと思うのです。ゲイはいつだって暗いクローゼットに隠れていて、そこから出てくることが由来らしい。「外に出る」イコール「カミングアウト」というのが語源だとどこかで聞いたような気がします。

さて、すでに気の許せる親友数名にはゲイだとカミングアウトをしましたが、皆揃ってとっとと親に話してしまいなさいよというけれど、やはり私はなかなか気が引けていまだに親にはカミングアウトができていない。 

ゲイだから面白いから飲み会に呼んでしおう、とか、ゲイだからユニークなので私の友達も飲み会に連れてきた。という目に何度かあっており、これまた私個人からしたら勝手に暴露されていて大変不快なのだが、当の本人たちはあなた面白くて個性的だからご紹介したいと。見せ物じゃないんだけど、まあ、つまらない人よりはいいのだろうかとか考えたり。

脱線したけれど両親へのカミングアウトはやっぱりまだ前に進めないのです。別にそんなこと言わずおいておいてもいいんじゃないかという意見もあるけど、いつまで一人なんだと心配する両親。それならば私には素敵な旦那がいると言って安心していただきたい。けれどその裏腹、きっと孫を望んでいるとかいろいろな期待もしているのだろうから、それを全部潰すことになることもなんだか申し訳ない。

きっと私がヨーロッパで育っていたらそんなこと気にせずありのままを話せたのかもしれないけれど、私自身がまだまだこのゲイフレンドリーとは程遠いのかもしれない。そんな状態なんだからこの日本はまだまだなのも納得できます。